萌えフォビア
フォビアとは英語で、日本語では恐怖症のことです。「萌えフォビア」とは、いわゆる「萌え絵」と呼ばれるような、オタクの人々が好むようなアニメ的な絵の少女を用いた性的な表現に、強い嫌悪感を持ち、 批判することをいいます。
つまり、「萌え」に対して嫌悪感、憎悪、恐怖を抱くことが「萌えフォビア」という恐怖症だといえるでしょう。
「萌え」という言葉の意味については、諸説ありますが、ここで言う「萌え」は、「アニメ・漫画・ゲームなどさまざまなメディアにおける、ある対象に対する、好意や傾倒、執着、興奮などの感情を表す隠語・俗語」という考え方が一般的です。
萌えフォビアは、マンガ評論家である伊藤剛氏が提唱する概念です。伊藤氏によると、「「ヌード写真など実写のポルノグラフィは(条件つきでも)OK、売買春も同様。しかし、キャラを用いた性的な表現は気持ち悪いから絶対に認められない」という強い感情に、何度となく出会っている」ということです。
これを氏は萌えフォビアの典型的な例だとしています。そして、萌えフォビアとは、「「キャラ」という表現制度が「シンボル/イメージ」つまり「文字/絵」 の分割と、「大人/子供」の分割という、近代の大きな枠組みを二つも侵犯していることに起因するもの」と定義しています。
さらに、「「萌えフォビア」は、当のオタ(オタク)自身のうちにこそ強くある」とも語っています。
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